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時間があるので、夏休みの旅行のことを少し・・・。 今回のお盆休みにはらくだと二人、 『山形・秋田テント旅行~浮いたお金でウマイものを食べようツアー~』を実践。 13日(土)、朝9時半には自宅を出発。車のトランクにテントも積んで準備万端! 目指すは寺マニア、らくだの希望で山形県寒河江市の慈恩寺というお寺。 なんでも、山形県で一番の金持ち寺だったとか。 たしかに、立派な大きなお寺で、昔はすごかったんだろうな~という気配。 そこで、なにやらあやしいオヤジ二人組を発見。 長~い棒を持ってこそこそと作業をしている。 といっても何しろ長い棒を持っているのでやたらと目立っている。 ↓目立っているオヤジの図 オヤジ達が去ったあとで近づいてみると、 門柱の天井にシールを貼り付けていたらしい。 ↓よく自分の名前を江戸風の文字にしてシールにしているやつです しかもこそこそと。「見つかるとやばいから」とかなんとか言ってたし。 そ・そ・それって、ゲリラではないのか?? 由緒正しきお寺にシールなんぞ貼るとは!けしからん! どうやら調べてみるとあのシール、「千社札」というらしい。 なぎら健壱さんのコラムに詳細が載っていましたので、ご参考までに。 http://nk-money.topica.ne.jp/nagira/nagira11.html これって江戸時代の粋な遊びのひとつだったのかぁ~!! オヤジたちは粋なオヤジってこと・・・? しかし、ゲリラに違いはないな。車に積んであった道具を見ると、 他の寺も荒らされているのだろう。許可をとってやればいいのに。 で、そろそろおなかも空いてきたので、近くにある慈恩寺そばを食すことにする。 と、そば屋を探しているとき、道沿いにあやしげな建物を発見。 とりあえず、そばを食べてから後でゆっくり行ってみようということで・・・ 慈恩寺そばに到着。 お店の外観がかなり昔&田舎チックで、“おじいちゃんち”に遊びにきたかんじ。 店内に入ると団体客がおり、まさに“おじいちゃん”が注目を浴びている。 手品を披露しているらしい。 ・・・注文もとりにこないので、しばらくおじいちゃんの芸を眺めることに。 このおじいちゃん、(たぶん店主の方と思われる)なかなかの芸達者で、 マイペースだが、見ている人を惹きつける力がある。 「今日は特別サービスだよ!」と言って、最後にはハーモニカで3曲演奏。 これがまたウマイのだ!! おじいちゃんの演奏が終わっても注文をとりにくる気配がない ・・・ので、(あくまでマイペース?) こちらからお店の人を呼び、定番の板そばと、夫婦そばというのを注文する。 しばらくたってデカい板そばが運ばれてきた。 ん~、ウマい!!! 夫婦(めおと)そばというのは、うどんとそばがハーフ&ハーフになっていて、 うどんがまた超ウマい!!つるつるもちもち! 夫婦そば、オススメの一品です。 めくびとらくだの大好物、シメのそば湯も本当においしく、 最後の一滴まで残らずいただきました。 大満足して店を出ると、入り口に張り紙が。 浅野ゆう子と山下真司がこのあと、TVドラマのロケ?でこの店に来るらしい。 ちょっと見たい(笑) そして、先ほど通りかかったあやしげな建物とは・・・ トルコ館!!! かなりデカい音でノリノリな音楽がかかっている(笑) 入り口にダンディーなトルコ人がいる(話しかけても動かない) おそるおそる足を踏み入れてみる。入館料は無料らしい。 館内では、トルコ人と思しき人が1名、カタコトの日本語で お土産屋&展示場をきりもりしている。 意外とあやしくない。むしろちょっとステキなくらい。 何でも、寒河江市とトルコのギレンス市が姉妹都市なのだそう。 しかも!わたしの大好きなラクダのイスが飾られていました!! かわい~ってゆうかラクダイス欲しい~!!! そんなわけで、思わずトルコに行きたくなってしまいました。 まんまとトルコ館の思惑どおり。 次の海外旅行はトルコかなー。(あくまで目標) 私たちの次なる目的は今日の寝床を確保することで、 らくだが調べた無料キャンプ場へ向かうことに。 と、道の傍らに「即身(ミイラ)仏 南岳寺」という看板が! これは、めくびが前から気になっていたミイラのいるお寺では!! 急遽引き返し、看板に導かれ南岳寺へ。 即身仏は現在、全国に16体~20数体奉られているそうで、 そのうちの8体は山形県にあるのだそう。 ピンポンを鳴らすと(鳴らして下さいと書いてある)お坊さんが出てきて、 お寺の中に案内してくれました。 ふすまを開けるやいなや、ズーン!!! 真正面に衣を着たお坊さんのミイラがっっ!!! 正直大ショックでした。 大ショックでしたが、気持ち悪いとかいうのではなく、 うわ!すごい!!というのが第一印象。 さらにお坊さんが、丁寧に即身仏についての説明をしてくれました。 即身仏になるためには、木食(もくじき)修行と土中入定(どちゅうにゅうじょう)という 二段階があり、木食修行とは米や麦などの五穀十穀を断って木の実などで命を 繋ぎながら体の脂肪や水分を落とす修行。 土中入場は、その後、地面に深さ3mほどの穴を掘り、呼吸のための竹筒が ついている木棺を入れ、その中に生きたままで入って埋められ、 鐘を鳴らしてお経を読み続けます。鐘の音が聞こえなくなると、 息絶えたということで一旦掘り出され、すぐにまた埋められます。 その後、約1000日後に再び掘り出されると、すでにミイラが出来上がっているのだそうです。 なんという荒行なんだろうか。。。 深く考えさせられました。 即身仏修行は主に江戸時代が盛んだったようですが、 この南岳寺に安置されている鉄竜海上人という方は比較的新しいミイラで 明治時代のものなのだそうです。 らくだと二人、ありがた~い気持ちでお寺を後にしました。 ところでこのミイラは12年に一度、丑の年に衣替えをするのだそうですが、 こんなに乾いたものをちょっとでも動かしたらポロッと取れてしまうのでは・・・ といらぬ心配をしてしまいました。そういえば腕の向きもなんだかおかしかったし・・・ どうなんでしょうか。 さて、今日の寝床を確保するため、あらかじめ調べておいた無料のキャンプ場 (というか広場といった方がふさわしい)に行ってみたのですが、 そこはアブちゃんがわんさか&カラスが5羽ほど水場に群がっていて、 とてもテントを張る気にはなれないところでした。 *なぜか、うちのらくだはアブちゃんとハチさんに大人気なのです! すぐにみんな群がってきます!マジ怖いから。。。 体から甘~い蜜でも出してるのかしら・・・(らくだフェロモン!?) その場をあきらめて、鶴岡の海岸沿いの砂浜にしようかと行ってみたのだが、 砂浜なのに料金を徴収されるのと、若者がたくさんいてうるさそうだったので 別の場所を探すことに。 いろいろと探しているうち、日も暮れ始めて薄暗くなり・・・ 日本海の夕日を眺めるどころではなく。 やばい、暗がりではテントを張れなくなってしまう!と焦りだした私たち。 最悪、そのへんのホテルに・・・・と一日目から計画倒れか!? と思った矢先、「赤川」という大きめの川を発見。 車で下ってみると、これはなかなかいい場所ぢゃぁないですか!! 虫もいないし、草むらになってて水はけもよさそう。 ここに決~めた!!ということで、今夜の寝床を無事確保。(-ω-)/ テントを設置してホッと一息していると、どこからか祭りの音が・・・・。 いってみるか!と音だけを頼りに探したんだが、なんせ小さい町ゆえ 街灯の明かりが少なく、住宅街の路地に迷い込んだりと一苦労。 やっとのことで探し当て、行ってみると、小さな町のお祭りが終わりかけていました。。。 晩ごはんは何も食べていなかったので、そこで売っていたイカ焼きを安く入手。 焼き鳥はすでに売り切れでした・・・。 でも、田舎のお祭りって風流でいいなぁ。なつかしいねぇ。 とイカを食べながら、らくだと郷愁にふける。 そのわりには、お盆にもかかわらず、実家に帰らず・・・な私たち。 来年はちゃんとお墓参りしに実家に帰ろうかな~。 お片づけをしている祭り会場を後に、やっと探し当てたコンビニ(ここらへんは本当に少ないのです)のトイレで顔を洗い、歯磨きをしてホーム(笑)に戻る。 とても充実した一日でした。すぐに深い眠りに・・・。 さらっと書こうと思っていたのに、調子に乗って一日分でこんなに長くなってしもた。
by meqbi
| 2005-08-19 15:50
| 探索&旅行
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